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私がメールを送ってから3日が経った
今日も毎日の日課のようにメールを確認していた
『あれ?おかしいなぁ、もう3日も経つのに、yuyaはいつも直ぐ返事返してくれてたのに』
私はベッドの上で少しふてく気味に仰向けに寝転んだ
その頃yuyaは
『はい、一度お伺い致しますので、そうですね、分かりました、はい、では宜しくお願いします』
電話をした後で
『ふぅ、これで準備万端だな、来週から新しい職場か』
yuyaもまたnaruと同じようにベッドで仰向けになっていた
翌日
私はいつもと同じように会社へ出勤する
『お早う、ナー』
『あ、お早うチコ』
『はぁぁ、今日も仕事か』
ナーの同僚のチコが溜息混じりに朝から愚痴を溢す
『何言ってんのよ、昨日休みだったでしょ』
会社の廊下を歩きながら雑談する
『だってぇ、昨日はショウ君が海行こうなんて突然言うから、疲れちゃって』
『はいはい、ご馳走様、それはさぞかしお疲れでしょうね』
少し嫌味っぽく言った
『そういうあんた、あ、あんたまだゲームやってんの』
『やってるわよ、あたしの唯一の楽しみだもん』
『あ、そうか、旦那出来たんだもんね、ゲームの中だけど』
その言葉にナーは表情を曇らせ顔を俯かせた
『ん!どうしたのナー?』
ナーの様子を変に思ったチコはナーの顔を覗き込んだ
『ううん、別に、何でもないよ』
直ぐにその場を誤魔化した
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