其の壱

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拗ねるというか、なんというか… 仲の良い、莉桜と六徒が喧嘩して、手を出したと勘違いするのも分かるけども、だったら何故、御門山から不動山宅に喧嘩したもの同士が一緒に居るんだ?と。 何事も冷静に。 東「何も言わないんだったら肯定と受けるからな? …はい、上がったからな。台所借りるぞ?」 莉「…」 黙り込んで椅子に座って、皆に背を向ける。 話し掛けずに、そっとしてあげるのが一番いいよ。 1日もあればケロッとしてる。 東「やかん使うぞー…‥」 『そっとしとくか。』 六「渓路、ディッシュ、箱ごと取っで」 渓「うぅ…」 結「はいっ!」 六「ぇあ、ありがと……‥‥ 結南、別に気にしなくていいよ。俺が勝手に走ったからだし」 結「うん…」 東「よし…っと。 あ゙~渓路、その洗面器のみ…中身、半分捨てといてくれ。」 渓「フうん。」 東「六徒、血止まったみたいだが、その姿勢のままな。結構、顔に付いてるからァ…結南、拭いてやれ。」 六「いや、いい、やるからいい。 …確か、テーブルに鏡置いてたよな?な?莉桜?」 莉「ん…」 結「鏡鏡鏡~鏡!はい。」 六「うん…あ、りがと…」
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