其の壱

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東『湯、沸かしてる合間に…』 「六徒、この子の様子、診終わったら顔診るから、この消毒液と…ガーゼ…ガーゼェ…で、擦り傷消毒しとけな。」 六「うん…思ったより剥いてた」 左頬と額を擦り剥いてる。 東「結南、そこ邪魔だから六徒の右座れ。渓路、洗面器結南が座ってた所に」 ピユウ ヒューー 全員『沸いた』 … 東「これで…‥ちょうどいいな。」 手足の冷たさや体温、意識の有無を調べて…… 東「ん?…寝た振りしてるな? 俺は一応、医師だから分かるんだぞー…ぉーい‥‥‥ 診たところ大丈夫だから、次お前だ。こっち向いて天井見るんだ。触るぞ。 痛くないか?」 六「大丈夫」 東「うん、よし。折れてはいないな。鼻ん中ちょっと切っただけだ。 もっかい強めに消毒するぞ~」 六『つよ‥』「イっ!」 東「だァい丈夫だ。強めにこすって、血出してバイ菌も出したら綺麗に治る。」 六「イっぎっ…」 東「ほいっと 後、ガーゼ貼るから動くな~ァ…‥‥…よし!」 六「…ありがとうございました。」 東「ほんと、そろそろ治療費と出張代貰わないとなァ…」 子供達「えっ!?」 結「あっ起きた!」
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