其の壱

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??「私は…叶乃…‥刹那(カナイノ アト)です。…」 アト、a 百京分の一の単位 日本語表記だと、刹那 結「いくつ?どこの子?なんであんなとこにいたの?」 刹「ぇ、ぁ… あ、今何時ですか?」 ??「「え、いなん…」」 渓「11時49分」 刹「えっ、あっあの、ごめんなさい!私、遠くから来て待ち合わせしてて、あのっ、山の下の小学校って…」 男子「??」 結「何時の待ち合わせ?近いけど遠いよ?」 刹「12時五分前…‥」 莉「よゆ…」 六「いや、間に合わないって! 莉桜!またおぶって直ぐダッシュ!!」 莉「え!ぉおう!」 12時五分前って言うと、12時に居たら大丈夫だ。なんて思う。その人の常識や、あの人の見解。 待ち合わせは11時55分 莉桜少年は、縁側に脱ぎ捨てた靴を先に履き直して、刹那と名乗った少女をやたらと急かす。 莉「早く速く疾くしろって!5分しかないだろ?!」 刹「待って…指が冷たくて…」 莉「あーもう、渓路、カイロ…って、持ってた」 刹「履けた。」 莉「よし!乗れ!早くしろ!」 刹「乗るって…‥おんぶ?恥ずかしいよ…」 莉「二回目だし、寒いから人居ないって!」
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