其の壱

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「うお!?結南!今から、はげ山、行くんだ!…どう?」 「御門山?うーん…ちょっと待ってて、コート着てくる。」 「よし!これで3人!」 「そういや、はげ山で何すんの?」 「そんなん…雪合戦だろ?だるま、あと……テッペンから転がす!!」 「うん…考えてもそんなもんか。」 「なに、面白そうな話してるの?」 「準備、出来たな、行こう。」 「あとは、渓路だな!」 ここで… 「九十瀬 結南(コセ ユナ) 姉が1人いる。2人姉妹。 因みに姉の名前は日歌(ニチカ)」 「おわっ!ビタッ!」 「何してるんだよ?ちゃんと歩けって言っただろ?」 「そんなに怒っても滑っちゃったものは仕方がないよね~」 「イタタ…っな!…さっきはちゃんと止めてくれてたのにもう、なしかよ?」 「頼るなよ。俺は1人だし、ずっと見てられない。」 「んーそうだな。」 「あ、看板、見えた!ここを左だっけ?」 「いや、もう1個の先の所を左だ。」 ・・・ 「着いた。あ、いる。おーい」 「…ん?六か。2人も。どうした?」 「渓路、はげ山、行こう!」 「雪か…手袋は?結南しかしてないじゃん。」 無計画も彼等の特権。 誰が何を話しているか分からないから「」の前に名前付ける。
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