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六「そこ!そのあたりに掘ったはず!」
…
莉「居た!!大丈夫か!?おい!!」
雪が穴の中まで積もりクッションの役割をしたのだろう。
でも、少しばかり柔らかすぎる雪に埋もれ自力で出られず、更に新雪が上から積もりで体力も奪われ、このまま…と、考えた矢先の出来事。
??「寒い…」
莉「おい!手、出せよ!」
結「その子なに!?大丈夫なの!?」
莉「いいから、手伝えよ!!」
手は上げた…眠たい…どれくらいここにいるだろ?…
うるさいな…
・・・・
温かい…?
揺れてる…誰だろ?
六「その子、どうするんだよ?」
莉「とにかく、家に運ぶ!」
結「お医者さん呼んだほうがいいよ!」
……
渓「おーい!」
莉「渓路!それで先、降りてお医者さん!」
渓「え??誰かケガした?」
(橇、持ってきてる。)
六「トニックさんのとこ!先行って…えっと…莉桜の家に呼んで!」
渓「ェェ?エ?うぅーうん。分かった。?」
六「よし。莉桜、コートだけじゃ寒いだろ?カイロ持たせとけな。」
結「私は寒いからヤだよ?」
謎の少女にコートを被せて、莉桜がその子を負ぶる。
あと、カイロを持たせてはげ山から一番近い、不動山宅へ…
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