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「なんすか?」
立ったままの先生を見上げ尋ねると、先生はスーツの内ポケットから、既にしわくちゃになった親睦会のしおりを出す。
「向こうに着いたら、お前にも手伝ってほしい。頼めるか?」
手伝うのは構わないが、何を手伝うのか言ってほしい。
「何をっすか?」
「取り敢えず点呼。そのあとはまぁ、生徒会にも手伝えって言われるかもしれんが」
先生の言葉に思わず眉を寄せる。
点呼を手伝うのはわかる。
まぁ、こんだけ人数も居るし、その中からクラス全員居るって確認するのは大変だしな。
だが、生徒会の手伝いはよくわかんない。
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