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「隣に座るくらい、別にいいじゃんよぉ。気にしないのー」
明るく言う春に、渡部の眉間の皺が深くなる。
だがすぐに諦めたように盛大に溜息をつき、俺に視線を寄越す。
「この人、何時もこんなですか?」
「残念ながら、何時もそうだ」
渡部の問いに頷き答えると、渡部は再び溜息をつく。
杏が溜息をつく渡部に笑顔でタッチパネルを渡すと、渡部はそれに礼を告げ受け取る。
「宮本先輩、なんかしたら本気で殴りますから」
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