エピローグ

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「ほら、起きなさい公二」 僕は誰かに起こされた。起きてみるとここは昨日の夜寝たベッドだった。「昨日のはもしかして夢?」僕は気付いた。昨日に比べ気持が楽になっていたことを。あれは夢だったんだ……。僕の父は死んだ。これは確定した事実なのだ。だからこそその死を受け入れなければならない気がした。僕はベッドから起き上がりリビングへと歩いていった。その姿にはもう昨日みたいな悩みがあったような感じではない。公二はすべて受け入れられるようになったのだ。「誰にだって未来はあるさ、頑張れよ」 僕は呟いた。僕は未来へと続く一歩を踏み出した。 END
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