運命

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運命

僕は先程来た道を戻っていた。「父さんはどこにいるんだ…」僕は前に一度来たときに父が気に入っていた場所があった気がする。僕は、その場所がどこにあるのか考えながらただヤミクモに歩いていた。するとしらないうちに小さな湖に着いていた。そしてあの少年もいた。「ねぇ君、今日地震があるらしいけど大丈夫なの?」 僕は男の子に質問した。 男の子は「かあちゃんなんて嫌いだ、嫌だ」 「ワガママ言っちゃ駄目だよ。早く帰ろっ!お母さん待ってるよ」 僕は無理矢理手を取った。そして戻ろうとした瞬間、地震が発生した。「地…地震だ」 「早くお母さんの所行かないと、ねっ行くよ」 僕は無理矢理父の母がいる家まで走った。五分後、僕と男の子は地獄を見た。母が倒壊した家の下敷になっていた。 男の子は「かあちゃん、かあちゃん…うぅっ、今助けるから待っててね」 母は「助けなくていいよもう下半身はまったく動かないし、上半身も動かないから、それより最後に母さんとお話しようか」母はやさしく男の子に言った。 「だめだよ抜け出していつもどうり生活しようよ」 しかし母は男の子の言葉を無視し、話を進めた。 「母さんね、公太に覚えてほしい言葉があるの……覚えてね……」
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