三国の乙女

劉備、出逢います。

「えーと、すいません」

「ん・・・あぁ、空気にしてしまってすまないね。私は劉備の母親でお姉さんと呼んでいいよ」

「母親をお姉さんって呼べるかっ！？」

「それはつまり私が老けて見えるって事かいっ！？」

「すいません、失言でした滅相もございません」

なんか劉備の母親の背中から阿修羅的な憤怒の塊が見えてしまったからつい謝ってしまった。

それにしても、この母親今まで見た感じ完全なドがつくＳだ。

それに対抗出来るのはドがつくＭのみ。俺はその属性は持ってないから出来るだけこの母親から離れて行動しなければならない。

「それにしても、あんた旅人らしいじゃない、ここには宿も経営してないしウチに泊まっていくかい？」