プロローグ

11/28
前へ
/658ページ
次へ
どんどん自分の番に近づいて行く。どうしようかぁ。 やばい!みんなの紹介が全然頭に入らない。緊張してきたぞ。 ちなみに今の自己紹介の順番は出席番号順ではない。よくわからない席順のしかも1番後ろから順のため俺は美姫の後だ。 美姫の番が来た。男子の目線が獲物を狩るような目ですごい。 葛城!お前はあの物を値踏みするような目で美姫を見るな。 美姫が教壇に立つ。 「えっとー、関 美姫と言います。得意なことは料理や運動です。ちなみに次の亮は私の彼氏です。一年間よろしくお願いします」 一斉に身体を俺に向けて俺を睨み出す男子たち。はい、空気が死にました。 美姫が一瞬ペロッと俺に向けて舌を出して自分の席に戻る。 美姫め……許さん。
/658ページ

最初のコメントを投稿しよう!

6614人が本棚に入れています
本棚に追加