プロローグ

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ついに俺の番が来てしまった。席を立ち教壇に向かう。 教壇に立った俺はクラス全体を見渡す。 美姫とばっちり目が合うと美姫はニコっと笑い手でピース作りを向ける。 あいつめ…。 「美姫の彼氏発言は紛れもない嘘です!好きなことは運動や本を読むこと、1年間よろしくお願いします」 ……静かになった教室。あれ?しくじったか?…。 言い終えたあとのこの気まずい空気。どうすればいいんだ。 『呼び捨てだと!?』 葛城や隣の席のやつを除くほとんどの男子が口を揃えた。 はい、このクラスはある意味まとまりがあるようだ。
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