6613人が本棚に入れています
本棚に追加
/658ページ
「え、兄貴いいの?口を拭いても。ホントに後悔しないの?」
おいおい、妹に口拭かれるのに後悔っておかしいだろ。
「別に……可愛い妹に拭かれるんだったらいいかなってよ。まあ、拭きたくないならいいけどね」
「拭きますっ!拭かせていただきます!ついに念願の口拭きキターー」
俺の口に近づく真耶の白い細い手はティッシュを掴んでいる。
そのティッシュで俺の口に優しく触れると丁寧に拭かれた。
……恥ずかしいなぁ。
「にぃに達…なかよしだねー!」
そしてちょっと遅い昼食が終わった。
最初のコメントを投稿しよう!