プロローグ

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「え、兄貴いいの?口を拭いても。ホントに後悔しないの?」 おいおい、妹に口拭かれるのに後悔っておかしいだろ。 「別に……可愛い妹に拭かれるんだったらいいかなってよ。まあ、拭きたくないならいいけどね」 「拭きますっ!拭かせていただきます!ついに念願の口拭きキターー」 俺の口に近づく真耶の白い細い手はティッシュを掴んでいる。 そのティッシュで俺の口に優しく触れると丁寧に拭かれた。 ……恥ずかしいなぁ。 「にぃに達…なかよしだねー!」 そしてちょっと遅い昼食が終わった。
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