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☆ ☆ ☆
4時間めの授業が終わり昼の時間になった。
まわりは購買に行くものや席を動かすものなど、いろいろな行動をしている。
「ねぇ、そこどいてくれない?」
弁当箱をバックから取り出そうとしたら左から女子がそう言った。
いきなりどいてってよ…。今からここで飯を食うつもりなんだけど。
「何で?」
ふんっ、と鼻で女は笑う。
「そんなの決まってるじゃない。葛城くんがあんたの隣の席だからじゃない。そんなことも分からない低脳なんですね」
ちょっと腹がたった。
「まあ、どうぞご自由に」
関わるのもめんどくさいから。
俺は席を立ってまだ学校に来ていない小嶋の席に弁当箱を持って座った。
勝手に席を借りても別にいいだろ。
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