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新入生代表の葛城には頭では確かに勝てないのはよくわかる…それ以前に葛城は頭がイカれてるだろ。
そう納得して話を聞くことにしよう。
静かに息を整える。
「ふーん、さすがだね。臨機応変に動けるのは良いことだ」
まあ、褒められるのは素直に嬉しいことは表情に出さない。
「それで葛城……お前のここに呼んだ本題はなんだ?その例のルールと関係あるのか?」
「そうだったね」と言い葛城は微笑する。
「まず、僕は君をライバルだと認めたから親切に教えることをしたんだよ。それは分かってくれたら嬉しいな」
はぁ?ライバルだと。俺なんかがライバルって……自分で言うのもなんだが俺なんてカスですよー。
「分かった分かった。それで例のルールって何だよ」
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