昔の詩＋今の気持ち

昔＋今

俺は幸せなんかにはなれないのだろうか…
幸せになってはいけないのだろうか
そう思ってしまうくらい
昔は落ち込んでいた
羽を失い暗い暗い谷の底に堕ちていく
哀れな鳥の様に
いくらもがいても這い上がることも出来ない…
彼女を信じても裏切られ
すぐに捨てられる
そんな記憶なんか忘れて
新しい道を歩んでいこうとしても
ふとしたことでまた思い出す
思い出す度に辛くて苦しくて
一度は彼女なんかもういらない
作りたくなんかない
そう思っていた頃もあった
そんな時にいつも俺を谷底から救ってくれた優しいあなた
あなたに惚れて何度も気を引こうとした
あなたに惚れて何度も告白した
それでもあなたは振り向いてはくれなかった
もう諦めようと決めたつもりでも
なぜかあなたのことを目で追ってしまう
何度も何度も諦めようとして
やっと諦めることが出来た
そして次の道へと歩み出そうとした矢先に
俺は一人の女性と出会った
あなたはとても優しくて
一緒にいると落ち着けて…
そんなあなたに惹かれていた
でも俺は…
最初は戸惑った
彼女を作ってもまた昔と同じことの繰り返しになるんじゃないかと…
そんなことを思っていたけど
あなたなら信じられる
あなたとなら幸せになれる
そんな気がして
勇気を出して告白した…
あなたは最初とても驚いて
とても悩んでいた
あなたは自分の過去を気にしていた…
しかし俺は気にしないと言った
そしてあなたは話した
自分の過去を
あなたは言った
それでも付き合いたいのかと…
俺は言った
それでも付き合いたい
あなたの全てを受け止めると…
あなたは悩み決意して
俺と付き合ってくれた
あなたと付き合ってからの俺は
大分変わった…
ふさぎ込んでいた頃なんかなかったかのように
明るく笑いながら暮らせるようになった
あなたがいなかったら
俺はまだふさぎ込んでいたかも知れない
あなたがいなかったら
本当の幸せはわからなかったかも知れない
あなたといる時間は
俺にとって大切な時間
俺にとってあなたは
掛け替えのない人
だから生涯あなたを愛し続ける
どんな辛い壁にぶち当たろうとも
めげずにあなただけを愛し続ける
あなたを幸せにしたいから
あなたと幸せになりたいから
そして…
あなたにとって一番大切な人でありたいから。