6、新入生歓迎会 後半戦

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「部屋でも、お前帰ってきたらすぐ寝ちまうだろ。食堂にも来ねえし……生徒会と、一緒にいんだろ」 浮かんでた笑顔も消え去り眉を寄せる昂。 確かに最近は生徒会室にずっといて、お昼も運んできてくれるから生徒会とばかりいる。 一人を覗いて。 「何だよ、拗ねてるのか? 俺達友達じゃんか!」 「拗ねちゃいねえ、でも………そう、だな。友達……」 「?」 歯切れが悪いので不思議に思ったが、顔を覗き込んでどうした? と言うと昂は慌てて離れた。 俺はむっとして言った。 「何だよ、拗ねてんじゃんか」 「ち、違うっつの。それより、何か急いでたみてぇだが、誰か探してんのか?」 「ん? いや、とりあえず走ってるだけ。けどまだ誰も捕まえてないんだ!」 知り合い見つけても捕まえる気にならないんだよな~と言うと、昂も眉を寄せてわけわからんって顔をした。 けどまあ、いっか。また探しに行こう。 「じゃあな昂! 俺もう行くから!」
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