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「は？」
俺はそのまま昂と別れて走って行った。
昂の声が聞こえた気もするけど、まあ気のせいだろ！
《途中報告です！ 生徒会でまた一人捕まえられました！》
突然大音量で放送が入った。
びっくりして思わず耳を手で塞ぐ(ﾌｻｸﾞ)。
《…失礼しました、音量を間違えてしまったようです。
……では！ 改めて発表します。気になる生徒会メンバーで捕まってしまったのは、会計の甲斐結月！ 狙っていた人、残念でしたー。
しかし残るメンバーはあと二人もいます！ 捕まえたい皆さんは頑張ちゃって下さいね！》
「結月、捕まっちゃったのかぁ」
結月とは生徒会室で毎日のように会っている。
すぐにエ、エッチなこととか言ってくるから困ってるけど、俺のことが好きって言ってくれる。
結月だけでなく、明良も、浩助も、翔も晃も、俺を好きだって言ってくれる。
好きの意味がいっぱいあるのは知ってるから、それがどれくらいの大きさなのかはわからない。
けど、みんなが俺のことを好きなのには変わりない。
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