2602人が本棚に入れています
本棚に追加
/184ページ
「お前ら、どういうつもりだよ! 俺は何もしてないだろ!」
「はあ!? まだわかんないの?」
「あんたが生徒会といることが問題なんだよ」
やはり、これは制裁だ。
萌貴君の行動に、遂に生徒会の親衛隊が我慢出来なくなったのだろう。
何はともあれ、止めなくてはならない。何より僕はその原因の一人なのだから。
しかし、これはいつ入ったら良いのだろう。いや、すぐにでも入ってくのが良いのだけど、タイミング関係なく踏み込める程僕は男らしくなかった。
話し声を聞いていると、中にいるのは萌貴君と親衛隊が3人の計4人がいるみたいだった。
「反省しなよ? ま、言わなくてもするだろうけど。じゃあね?」
「っ、待て………っ」
親衛隊の不穏なセリフに、萌貴君の焦ったような声。
違う……? 僕が知っている制裁じゃない?
「待て、ね……待つわけないでしょ」
「泣き喚いても(ワメイテ)も許してあげないから!」
「いい気味だよ!」
「だから……っ、いい加減、離せっ!」
「離すわけねえだろ」
「大人しくしてろっつうの」
───!?
最初のコメントを投稿しよう!