6、新入生歓迎会 後半戦

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誤解されては明良に何て思われるかわからない。 今の状況を誤魔化す為にも、雪斗は口を開いた。 「明良、ちょうどいいところに来てくれました」 「何?」 萌貴君が何も言わないのを横目に、僕は振り向いた。 明良はそこで驚いた顔をする。 いつも通りの声のトーンだったのに、雪斗が笑ってなかったからだろう。 「……何があった」 真面目な顔のまま、僕は答える。 「萌貴が、制裁に合いました」 「何っ!?」 途端に焦った顔をする明良。 すぐに萌貴君に目を向けて、迫る。 「萌貴、怪我は! 大丈夫なのか!?」 「だ、大丈夫だぞ! どこも怪我してないし、雪斗が、守ってくれたから!」 肩に掴みかかった明良に慌ててそう答える萌貴君だけど、明良の顔は段々と青くなっていく。
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