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でもまあ、ペアが決まってしまったのだ。デートするときに聞けば良いだろう。
ちなみにデートは合同で行う。
生徒会とペアになった人達全員がバスに乗って目的地に行くのだ。
まだ先の話なので場所は決まってない。
僕は再び生徒会の立ち位置に戻った。
続いて書記の浩助、会計の結月君、補佐の翔(ｶｹﾙ)君、晃(ﾋｶﾙ)君が順に呼ばれペアを決めた。
親衛隊が呼ばれたときは喜びの余り泣きだす生徒もいたが、相変わらず生徒会の親衛隊に対する表情は堅い。
みんなの親衛隊への偏見は昔から根強いものだったらしく、僕がこの学園に転入してくる頃には既に、彼らに向ける視線はきつかった。
だから僕が注意したところで変わることは少ない。
唯一一般生徒として彼らが親しくなったのは萌貴君だけど、彼も彼で特殊だ。
親衛隊に制裁されていたところを見るに、生徒会のみんなにも何か言われたのか完全に悪いものとして認識しているだろう。
今回は未遂で終わっているが、また今後大きなことが起こらなければいいけど……。
とはいえ、今はこんなこと気にしている場合ではない。次は生徒会を捕まえた人の発表なのだ。
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