壱章ー練ー

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世界 この世界「アルラカン」には5つの国があり中央国「アルト」、帝国「バルト」、商業国「サルト」、無国「セルト」、武器国「キルト」がある。 生活水準はそこそこあり街並みは中世ヨーロッパ風だが、何故か科学が発展しており無線機やら研究所やらがある。(外観は古い建物なのに中は最新鋭の研究所など、、、。) 「と、こんなものですかね、、、ってマオは何で壁に張り付いてるんですか?」 マオは部屋の壁にキレイに張り付いていた。 「いつつ。ブロックスお前以外と酷いよな?」 マオは器用に手(羽?)で頭をさすりながら足だけで私の肩によじ登ってきた。 「マオがあんな大嘘吹いて廻らなきゃこんな事にはならなかったんですから。」 「そう言えばなんでブロッ、、、長いからロックでいいか?「ええ。」ロックはそんな悲観的なんだ?」 この鳥ホントに焼き鳥にしてやろうかと私は思うんですが? 「魔王なんか倒したら英雄として絶対王に謁見しなきゃいけないじゃないか、、、それに多分力を見せろと言われるに決まってますからね。」 「だから何でだ?」 ブロックスは頭をかくと苦い顔でその理由を述べた。 「私は特異と言ったでしょう、、、私は『魔臓管欠如症』と『常時魔力漏出症』なんですよ。」
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