壱章ー練ー

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『魔術、魔導における発動及び作成工程の改変による術式、構築展開』 まず、念頭に魔法、術、導を術式展開するにあたり共通しているのは『魔力を注ぐ』のではなく『魔力の塊を入れる』ということである。 例えば容器に水を注ぐのではなく、氷の塊を入れる事により術式が発動する。 しかし私は注ぐ事は出来ても塊を入れることは出来ない。魔法の初級でも消費魔力は1万の為だ。それを魔臓器にある残存魔力でやってしまえば初級を撃っただけで魔力枯渇で死に至る。 ならば、過程を変えてしまえば良いと私は考えた。そう塊ではなく注ぐことで発動するようにすればいい。 魔法は塊をそのまま現象へと変換するため除外する。 しかし、物事は簡単ではない。魔術、魔導に注いで発動するように改変するのに20年は必要であり、出来たとしても実用性に大きな欠点がある。それは発動時間が掛かりすぎる、という点である。 ーーーーーーーーーーーーーーーーーー 「ほう、、、。」
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