壱章ー練ー

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マオは感心したように笑った。 「そんなのは机上論ですよ、実用性に欠けています。」 「いや、そうでもないぞ?これは我の見解だがこれは実現、実用可能だぞ?」 私はマオをまじまじと見つめる。 「そんな見るなよ。照れるではないか、、、ゴホンッすまん。でだな、これは魔導に限る事だが実用可能だ。それを可能にするのはこれだな。」  マオは空間を割ると黒い鉱石を取り出した。 「空間魔法ですか。で、その鉱石は何なんですか?」 マオが取り出した鉱石はソフトボール大の大きさの物だ。 「これは魔導に必要なカードの原料だ。名をウルステル鉱石で加工方法によって最高強度のアルテマ鉱石より堅くなる。」 魔導は前もってカードに陣を描いておけばその魔導が半永久的に使える。ただし魔導の種類はそこまで開発されておらず燃費もかなり悪い。まぁ、威力絶大何だが。 「これをロック専用の形状にまずは加工する。」
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