壱章ー練ー

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「サティノル君、話はそこの愚夫の態度でこちらに非があることは十分伝わりました。申し訳ありません。」 王妃は上座から下りてきて同じ目線から深々と頭を下げた。やったのは駄王とマオ、両親なのであって王妃は悪くないのだが、、、、、、 「いえ、両親が加担している時点で此方にも非があります。まぁ、乗り掛かった舟です、最後まで乗せていただきますよ。」 そう言うと王妃は少し苦笑いをしながら、、、、、、足元の土下座状態の駄王を蹴り飛ばした。 「どふげはらぁぁ!!!!」 うはっ、王妃容赦ねぇ~。あれ、そう言えば王女はどこに? 「あのぉ~、、、」 といきなり後ろから声を掛けられた。 「どわっ!!あ、王女様。どうなされましたか?」 王女は若干顔を赤らめながら私に問い掛けてきました。あれ、私フラグ建てた覚えないんですが? 「あの、綺麗な白髪ですね。あと瞳も。」 「あ、ありがとうございます。」 「あ、で、その。お名前を教えて頂けましたでしょうか!?あ、いえ、頂けないでしょうか!?」 焦りすぎて言い間違えたようですね。飾らない性格のようで好感が持てます。
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