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青年は自分の肩を掴んだ正体を確認するよりもまずは「それ」に回し蹴りをおみまいした。
「ふべばらぁぁ!!」
蹴りを受けた「それ」、もとい魔王は奇怪な声を発しながら壁へと叩きつけられた。
「なんなんですか?いきなり。」
「ちょっ。魔王に、回し、蹴りっ、て君何、者?」
魔王は鼻から鼻血、頭から滝のように出血した状態からヨロヨロと立ち上がり質問した。
「私ですか?ブロックス・サティノルという農村の村人ですが?では質問に答えましたので私はこれで。」
そう言うとブロックスは魔王(?)を避けるようにして出口に向かう。
「ちょっちょっ!魔王目の前にしてその反応は薄くない?」
魔王(?)は自分を軽くスルーして出口に向かうブロックスを必死にとめる。
「あの魔王だよ?千の呪文を操ったり、指一本で地割れとか起こせる魔王だよ!?戦わなくていいの?倒さなくていいの!?」
必死に引き留める魔王(?)をブロックスはジト目で見ると溜め息をついた。
「で。本音は?」
「ぼっちで寂しいんです構ってくださいorz」
それは見事な土下座だったとか。
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