壱章ー練ー

27/31
前へ
/358ページ
次へ
魔具は主に魔力が低い人や魔力制御が苦手な人使うためルーン文字で制御、補助されている。そのため魔術士は別名魔具士ともいうが前者のほうが主流である。 その様な理由で極士には慣れないが決して弱いわけではなく、極めると上位の魔法士にも劣らない。 「まさか、王妃が極士だったとは、、、と言うか、私に死ねということですか?」 そうこの魔唱もたった半月前に出来上がった新技法で、しかも開発者本人もまだこの力になれていないのだから勝てるわけがない。何よりもこの魔唱はまだ未完成でる。 「あ、因みにミリアルは“闇”の極士だよ。」 ブロックス死亡のお知らせです、、、、、、。 極士は得意属性を頭につけて区別している。王妃は闇属性持ちですか。はぁ、、、。 しかし、闇の極士といえば接近戦さらに多対一が得意を特徴とした戦闘スタイルだったはず。でも、魔導士が接近戦て、、、事前に準備したカードが切れたらどうやって接近戦でカードに陣を刻むんでしょうか。 因みに魔導陣が描かれたカードの売買は禁止されている。間違った術式による暴発などの危険性があるためだ。 ここで不思議に思ったのではないだろうか。「魔導士も魔法は使えるのでは?」と。 答えはNOである。その理由は二つある。 (1)魔力を持つ者は7才になると必ず学校に行かなければならない義務教育制度がある(ブロックスの両親はこれを無視して自分達で座学と体術のみ教えた)。そして、入学と同時に魔法、魔術、魔導のクラス分けが事前試験に基づき行われる。この時クラスカードが発行され普通教科以外は別々に学ぶことになる。中等部、高等部でもこの時のクラスカードで分けられる。つまり、自分が魔導のクラスだった場合高等部を卒業するまで魔導しか習わないのだ。 ( 2)そしてこれが最大の理由で、魔力は最初に使った魔法、魔術、魔導の発動式を記憶しそれ以降はその発動式しか使えないのだ。そのためこの世界では7才まで魔法、魔術、魔導の使用を禁止している。
/358ページ

最初のコメントを投稿しよう!

2934人が本棚に入れています
本棚に追加