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「第一にあなたは魔王なんですから勇者が殺しにくるまで待っててくださいよ。」
ブロックスは土下座を続ける魔王(?)に辛辣な言葉を浴びせる。
「でもな、勇者きても弱すぎて相手にならないんだよ。前来た勇者なんて俺がくしゃみしただけで原子レベルで吹き飛んだんだぞ?」
くしゃみで原子分解とかお前が強いのか勇者が弱いのかわからんぞ。
「しかも大抵は俺は畏れの対象だから誰もここに来たがらないからね。来れても俺の姿見たら逃げ出すし。」
でも、と魔王は続ける。
「俺、世界征服とか邪神復活とか人間侵略とか興味ないから勇者もここ250年位来てないし。誰か話し相手欲しかったから魔界から人界に城移したのに誰も来ないorz」
そらそうだろう、この城?は外から見たらただの寂れた教会にしか見えないし場所も疎開していて人も来ないような場所だ。
俺だって特別な用がなければこんな所には来ない。
「そうでしたか、では頑張ってください。」
ブロックスはなるべく早く帰りたいので早々にその場を立ち去ろうとした。
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