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「そこで」と魔王(?)は土下座の状態から立ち去ろうとしたブロックスの肩をまた掴んだ。
「私は決めたんだ!君について行くと!」
その予想外の言葉にブロックスは物凄く怪訝そうな顔を魔王に向けた。
「なに変なこと言ってんですか変態。どういう流れがそうなってこうなったんですか?」
ブロックスは物凄くだるそうだ。
「きみのその物怖じしない性格が気に入った!それに君には何か不思議なものを感じる。あと寂しいからだ!」
答えになっていないし結局寂しいからなのかとブロックスは溜め息をついた。
「あなた魔王でしょう。いろいろ大問題何ですが?」
「そこは問題ないぞ。魔王は倒されたことにすればいい!」
魔王はどや顔で胸を張った。魔王の顔に一発ぶち込みたくなった、切実に。
「正直、魔王は暇だし飽きてきたからな。もうやめる。」
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