救世主、学園、テンプレ

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その頃、救世主こと城山悠斗はどうしているかというと・・・ 姫に追われていた。 死に物狂いで逃げる悠斗、それを追いかけ回す第三王女 ・・・ババァ 美少女姫とともにセヴァスティカの王都に帰還し、王に謁見しに城に入ったさいに、ターゲット認証された。 気づいた時には遅く、天井には白いシミーズ姿の第三王女が四つん這いで眼をギラギラと光らせていた。 涎をじゅるり、と啜って、第三王女は半ば放心する悠斗の目の前に降り立ったのだ。 悠斗は風の魔法で空中へ後ろ向きに飛んだ、 すると第三王女はそれを予期していたかのように人間とは思えない跳躍力で、悠斗の背後の壁に四つん這いで飛び付いた。 ケケケと笑う第三王女。 慌てて振り返る悠斗、思わず風の刃を投げつける。
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