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俺は『水』と『風』の魔法で自分の体を洗うと、ダンタリオンにドラゴンの処理の仕方を聞いた。
「この瓶は」
『それにドラゴンの鎧を入れるんじゃ』
質量的におかしい、まあいい、
俺は瓶の蓋を開けると自然と銀の鎧は液体となって瓶に収まった。
もう魔法の不思議さに不思議さを感じなくなった。
「これで金属性が使えるようになったわけだ」
『基本的に金属性の人間はメタルベアと呼ばれるモンスターから金属を集める。
だから、おぬしのドラゴンの鎧は非常に珍しい、大切にしてやってくれ』
言われなくても。
俺は瓶を魔王からもらったクリスタルに重ねて首にかけた。
銀の鎖がチャリと音を立てて、ひんやりとした温度が首筋に伝わった。
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