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「それでは改めて、影斗君。
君に頼みたい事がある。」
爺さんはそう言って左手を肩まで挙げる。
すると手のひらから丸い球が現れた。
「これは地球か?」
「ふむ、地球に似ておるが残念ながら違うのじゃよ。」
へえーと言いながら俺は回っている球をじっと見るがやはり地球に似ている。
「この世界の名はエンテトラスと言うのじゃ。」
「ちょ、それ何処の魔王!!」
個人的に魔王×勇者が好きです。
「話を続けるぞ。
この世界には科学ではなく魔法が発達しておる。」
「・・・魔物とかもいるのか?」
「勿論じゃよ。
それでのお主にはこのエンテトラスに行って貰いたい。」
やっぱりそうなるか。
「だけど、今の俺じゃエンテトラスに行っても直ぐに死ぬぜ。」
「大丈夫じゃ、生き残るために儂がお主の願う力をやろう。」
マジか!?
「まあ、その話は後でよいかな?」
「うん、話を切ってすまない。」
「構わんよ。
それでお主にやって貰いたい事じゃが
人間たちを正して欲しいのじゃよ。」
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