離れても。

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え… シ、シたいって… 「い、今!?」 「今以外いつスんだよ。」 拗ねたように言う夜神。 焦るオレ。 いやでも、流石にやばくないか? 「ここ、病院…!」 「だから何だよ。退院まで待てってか?」 「いやっでもっ」 尚も言い募ろうとするオレに夜神は溜め息をつくと。 「────っあ!」 下半身の腰の辺りを、オレの同じところに擦り付けてきた。 正確には───既に固く盛り上がっている“ソコ”を。 「あっ…」 「わかるか? ここまでなってんのに、我慢しろっつぅ方がムリ。」 「や、あぁ…っ」 衣越しでもわかる感触。 夜神は夢中になったかのようにその部分を執拗に擦り付けてくる。 や…ばい。 身体が熱い。 熱すぎて、どうにかなりそうなくらい。 「アキ…シたい。今、ここで。」 耳元で囁くその声に。 オレの理性は崩れ落ちた。
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