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「まっ……マジでぇぇぇぇぇぇぇッッ!!?」
「っおい!!声でけぇ!!」
教室に響き渡らんばかりの真琴の叫び声。
あの後教室に戻ったオレは、クラス中から質問攻めに遭った。
まさか男と……しかもあの不良と付き合うことになったなんて言えるワケもなく、オレはただ苦笑いして流した。
そして午後の授業が1つ終わった休憩時間に、オレは一部始終を真琴に話した。
「つっ……付き合うって、それマジ?ガチで言ってんの?」
「めっちゃ強制してきたんだよ!あっちが!しかもあの夜神諒だぞ?逆らえるワケねぇって!」
オレ、先輩なのに……
後輩に脅されて男♂と付き合うとか有り得ねぇぇ!!
いつか可愛い女の子が彼女になって2人で手ェ繋いでデート……ってのがオレの人生プランだったのに…!
男2人並んでデートとか!誰得だよ!
「しっかしまぁ、なんであんなヤンキーが、こんなへーぼんな男と付き合おうなんて思ったんだろーな?」
「……オレが知りてぇよ……」
平凡で悪かったな!平凡が一番なんだよ!
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