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未読のメールを開くと、
『昼休み屋上に来い。来ねーと教室まで迎えにいく』
なんていう上から目線の文面が目に飛び込んできた。
これは行くしかないな。
教室まで迎えに来られたらたまったモンじゃない。
「なに?夜神から?」
「おう…」
気分が落ちていくオレとは正反対に、真琴は楽しそうだ。
くそぅ…他人事だと思いやがって…
「昼に屋上に来いって…」
「へぇ~…ま、行くしかないだろ。」
ですよね~…
「…真琴。」
「なに。」
「代わって。」
「やだ。」
即答かよ!
お前はオレの親友じゃねーのかよ!
「俺まだ死にたくねーもん。」
「オレだって死にたくねーよ!」
「暁は夜神のコイビトだろ?お前は殺される心配ないけど俺は違ェじゃん。つーか、俺が代わりに行ったってどのみち暁のこと迎えに来るだろ。」
ぐっ……
正論なんだかそうじゃないんだか…!
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