silver moonと弁当の行方…

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こっ…… 恋人って…! この人たち、明らかにコイツの仲間だよな!? いや確かに関係は(強制的に)恋人なんだけど! いいのか!?バラしちゃって!? 「へー。で?名前何て言うの?君。」 その仲間の中でも一際背の低い、ピンク色の髪をしたヤンキーがオレに訊ねてきた。 首を傾げながらというオプション付きで。 え、なんか可愛い。 男……だよな? 「おーい?」 「おいテメェ。海翔が名前訊いてんのになにシカト決め込んでんだ?」 その隣に立つ、首まで伸ばした真っ赤な髪に、両耳に幾つものピアスをつけた比較的背の高いヤンキーがオレを睨み付けた。 怖いぃぃぃぃ!!! 「きっ…如月 暁といいます!」
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