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「ねぇ武瑠!このエビフライすっごく美味しいんだよ?」
「へぇ……確かにうまそうだな。」
「でしょ?さっすがボク!」
「……いやこれコンビニ弁当だろうが。」
「そうだよ!ボクが見つけたんだから!」
「わかったわかった。」
「………」
今オレの目の前で、イチャラブが繰り広げられている。
ニコニコとはしゃぐ海翔。
と、そんな海翔を優しく見つめて頭を撫でる武瑠さん。
……え、何この2人。デキてんの?
だってオレに対してはメチャメチャ敵愾心丸出しだった武瑠さんが、海翔にはあんなに優しい。
いや、別にヤキモチとかそんなんじゃないんだけど。
…やばい。夜神のせいで男同士ありきの思考になっちゃってる、オレ…
と、その時。
「んぐふっ!?」
横からいきなり手が伸びてきて、オレの顎を掴んで横を向かせた。
あっという間に視界に広がる、夜神の顔。
「………っっ!?!?」
なっ、何!?
夜神はオレの顎を掴んだまましかめっ面で睨み付けてくる。
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