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夜神が片手を軽く上げて微笑んだ。
よかった。
元気そうだ。
内心とても安堵しているのを隠し、オレは少しだけ夜神を睨んだ。
「よう、じゃないだろ。何学校サボってんだ。」
「俺がサボるのなんか珍しくもねぇだろ。」
確かに。
逆に心配しすぎなオレがおかしいのかもしれない…
「何? もしかして心配したか?」
「っ! な、ワケないだろ!」
慌てて否定してみたものの、夜神はニヤニヤしてオレを見ている。
悔しい…!
そりゃ確かに心配したよ!
したけどドヤ顔されるとなんか腹立つ!
「なっ…なんだよっ! ホントに心配なんかしてないからな!」
「はいはい。」
必死に否定しても、夜神はニヤニヤするのをやめない。
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