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ていうか、自分でも言ってて恥ずかしくなってくる。 どんなツンデレだよ。 オレはツンデレキャラのつもりはないんだけど。 「心配してくれてたから、こんな時間でも俺に会ってくれてんだよな?」 夜神がニヤニヤしながらオレの頭を撫で始めた。 いや待て、何だその理屈は。 というかこの手は何だ。 オレは犬か猫かよ。 「だから違うっつーの! そして撫でるな!」 「俺が撫でてぇから撫でる。」 「我が儘か!」 夜遅くに家の前で男に頭を撫でられるの図。 シュールにも程がある。 …ていうか、今日みたいなことがなくても、夜神が会いたいと言うなら会うよ、オレは。 調子に乗るだろうから言わないけど。 「───で、今日はなんで学校来なかったんだよ。」
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