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お前のせいだろ!
何とかしろよ!この状況!
キッと夜神を睨むも、夜神はどこ吹く風。
「……アキが武瑠ばっか見てっからだろうが。」
そして落とされた爆弾。
「………っっ!!!」
そっ…それを言うかぁぁぁ!?!?
「……はぁ?」
怪訝な顔でオレを睨み付ける武瑠さん。
「いやあのっ!違うんです!」
「えー?暁クン武瑠に見惚れてたの? ダメだよー、武瑠はボクのだから♪」
そう言って武瑠さんに抱きつく海翔。
武瑠さんはそれに対して何も言わない。
というか迷惑そうな目つきでオレを見てくる。
「いやだから、違うんですってば…!!」
ううっ…なんだか泣きそう…
夜神何とかしろよ!!
オレが可哀想だろ!?
恋人なら助けろよ!!
「お前ら、その辺にしとけよ。暁くん困ってるだろ。」
苦笑まじりにそう言ったのは、オレの隣(つまり夜神の反対側)で弁当を食べている佳那汰さんだ。
「暁くんはそういう意味で武瑠を見てたんじゃなくて、男同士ってのに慣れてねーから、つい武瑠と海翔を見ちまってたんだろ。」
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