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「諒のこと、避けてるんだってね。」
図書室の奥にある、参考書等が並ぶ本棚の陰で、佳那汰さんが言った。
電話をしてきたのは、真哉さんだった。
オレが図書室にいると伝えると、佳那汰さんと2人で図書室までやって来た。
「はぁ…まぁ…」
「暁くんも思いきったことするねぇ。お陰であの馬鹿は毎日イライラしてるよ。」
「うっ…スミマセン。」
やっぱりな…
あの夜神のことだ、オレが一方的に距離置く宣言して避けまくってるのが納得いかなくて荒れてるだろうとは思っていた。
夜神に宣言してからどれくらい経った?
…5日は経ったな。
もうそんなに経つのか。
自分でもなんでこんなにも意地になってるのかわからなくなってきた。
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