不思議な夢

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「お邪魔します!!」 斗也が真っ先にリビングのドアを開けた。 「ど~も~」 那智も後をつづく。 二人は自分の家かの様に腰かけると、楽器やノートを広げた。 「彗、この歌詞、新しいの?」 机に散乱してある殴り書きのような紙を見て、那智が小首をかしげた。 「そう。新しいアルバムに入れよっかなって。 シングルにしたいとかは思ってないんだけど…まあ、できるのはまだまだかなぁ」 「ふ~ん、なんか今の段階からいい感じじゃない?」 「うん、俺、結構好きかも」 那智から紙を受け取って、斗也はそう言った。
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