2人が本棚に入れています
本棚に追加
「お邪魔します!!」
斗也が真っ先にリビングのドアを開けた。
「ど~も~」
那智も後をつづく。
二人は自分の家かの様に腰かけると、楽器やノートを広げた。
「彗、この歌詞、新しいの?」
机に散乱してある殴り書きのような紙を見て、那智が小首をかしげた。
「そう。新しいアルバムに入れよっかなって。
シングルにしたいとかは思ってないんだけど…まあ、できるのはまだまだかなぁ」
「ふ~ん、なんか今の段階からいい感じじゃない?」
「うん、俺、結構好きかも」
那智から紙を受け取って、斗也はそう言った。
最初のコメントを投稿しよう!