0人が本棚に入れています
本棚に追加
/6ページ
「はあはあ……ここまで来れば、何とか撒けられたよね」
「久しぶりに階段を走ったから、脚がちょっと痛いかな?」
「休んじゃだめッベン」
「あんた……まだいたの?」
「僕はシャーベン。変身可能な冷気戦士には、清涼感あふれる気質がある者のみがなれるッベン」
「戦士って変身してなるんだ」
すずが疑問に思った。
「アイシンクって相棒がいれば、結晶化した変身ブローチが出せるんだッベン」
「相棒ってあんたみたいのが……もう一匹いるんだ」
「すーちゃん、質問責めしてる場合じゃないわ」
「うん、じゃあ、アイシンクが合流するまで、変身はおあずけね」
「ベン!! それって、君たちが戦士になるって意味? 資格は難しいんだッベン。簡単じゃないッベン」
「街じゅう、ミニの妖怪だらけよ!! 多分、街の人たちが変わり果てたのよね? だったら、戦うしかないじゃん」
「すーちゃん……あたし、戦うのはムリよ」
最初のコメントを投稿しよう!