旅立ち

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リコ【………何じゃ?この剣は?】 変化が収まると、そこには、3m越えの巨大な剣がありました。 私の身長を軽く越えてますね。 大体、2倍ぐらいですかね? どう、使えと? 引き抜くのも大変ですよ? コウ「……形からして……刀?太刀?ですかね?」 リコ【にしてはでかすぎるじゃろ? ……ふむ。柄が長いから、長巻野太刀じゃな】 コウ「長巻野太刀…ですか?」 リコ【うむ。文字通り、長巻と野太刀の間の物じゃ。 太刀を長くしただけじゃと柄が短くて、扱いにくいからのう。 刃と共に柄も長くしたのが野太刀なのじゃが、それでも扱いが悪いから、更に柄を長くしたのが長巻じゃ。 長巻野太刀は、その発展途上の物じゃが、かなり使えるぞ? とりあえず、魔力を流して能力を調べてみよ】 コウ「はい」 また流すのですね? コウ「………………これは?」 何かが頭の中に流れてきました。 リコ【解ったかの?】 コウ「はい。これは"蛟牙(コウガ)"。 高圧の風と水を扱えるみたいです」 後、抜刀時に魔力を流せば、巨大化もするみたいですね。 リコ【ほ~お。魔武器としても、それなりに使える物なのじゃな?】 コウ「はい。使い方次第では国1つが吹っ飛びますがね」 だって、"風と水"と言っても、超高圧力の物ですよ? 私の魔力なら、オリハルコンですら砕けれますよ? リコ【……危険すぎるぞ】 コウ「…そうですね。…普通の刀として使いますか」 結論:危険すぎ。全力で使うな。 宝の持ち腐れ?ですかね?
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