妖狐と龍

序章

ここは現在地はヴォルトゥ大陸の東にある、ナナウ大陸の西のガレオン山脈。

世界最大級の山脈で広大な森があるが、
２億年前、最危険地域"腐界"となり、立ち入りが禁じられた。

数億年前、この土地では、
世界の管理者……神族
土地を守る者……龍族
罪の存在……滅神獣
異次元の魔物……妖怪
滅びに導く者……邪神
が、数億年にもわたって争っていた。

２億年前、龍族は神族や禍神と手を組むことで、この膠着状態を解決しようとした。

その結果が、破壊魔法 空間魔法 時魔法 神通力 混合超古代魔術"超絶時空破壊魔術"による、"オーバードライヴ"であった。

邪神の８割と妖怪は滅び、
その残りと滅神獣は封印され、
神々・龍族の勝利という形で、この闘争は終わった。

しかし、その犠牲はあまりにも多き過ぎた。

かつて、世界最大の大陸だったナナウ大陸は、その2/3が消滅し、
龍族も８割方が命を落とした。

神族も残った滅神獣を封印するために多大な犠牲が出、その後の管理に影響が出るほどであった。