序章

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荒廃のし過ぎと、高濃度の瘴気で覆われていることで、魔族ですら見向きもしない。 そんな地域の小さな洞穴に暮らす者達が居た。 一人は、この世界には珍しい着物姿で、真紅の目を持ち、獣の耳と尻尾を生やしていた。 容姿からして、獣人の少女のようだ。 一人は、同じくこの世界には珍しい着物姿で、真紅の目を持つが、こちらは獣の耳と尻尾を生やしていない。 容姿からして、こちらも少女のようだ。 残りの1匹は、小さいが金毛の九尾だ。 これは彼女らの物語である。
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