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誰も居ない教室に俺と俺の彼女と勝手にいいふらしている名前も知らねぇ女が俺に跨がってガサゴソと、俺はその光景を軽蔑の色を浮かべながら見ている。女は俺の上着を脱がすと一瞬手を止めた思っていたら突然上を向き俺の目をしっかりと捉えながら口を開く
「……ねぇ?
千景聞いてるの?」
「……聞いてるって」
正直何の話をしていたのか全く聞いてねぇけど聞いていると言えば良いと思い軽い感じで答えてやれば、女は次第に怒りの感情を隠さずに俺を見つめる。
「……嘘つかないで。
私の話聞いてないしそれに私の事見てないじゃない」
「……だから聞いてるって……」
「私さこの教室に来てから全く喋ってないし、さっきから千景って私と目も合わせてくれないよね?」
「……」
「千景にとって私って何よ?
彼女……なんだよね?」
そう言って女は俺に縋りつき泣き出す。本当にうざってえ……もうこいつとの関係も終わりだな
縋りついている女を無理やり引き剥がて逃げるように立ち上がり、驚きの色を隠しきれていない女を見下ろした。
「……あのさ、お前なんか勘違いしてない?」
「……えっ?」
「お前さ、勝手に俺の彼女と思ってるみたいだけど、それは絶対ないから
只の性欲処理。分かる?
だからこれ以上の関係求められても困るし‥終わりにしようぜ?」
一気にまくし立ててた俺の言葉に女はみるみる内に顔を赤く染め上げながら立ち上がって……
『パシィーーン!』
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