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「それじゃあ試合・・・開始!」
ノーヴェが試合開始を告げた、しかし両者はまだ動かない。
「ねぇ零君」
「ん?」
「今回ならヴィヴィオどうかな?」
リオの質問に
「やっぱ勝つのはアインハルトさんだ、一週間くらいじゃ差は埋まらない」
「それじゃあ・・・」
「受け止めるのは、打ち勝つことじゃない。互いに分かりあって理解し合うことだ」
机上の空論、綺麗事なのは分かるが
「格闘技なら格闘家なら、それはできる」
片や、いい師匠に、いい仲間に囲まれ、格闘技を楽しむ格闘家
もう片や、一人で記憶から鍛え上げ、とてつもない特訓を重ねた格闘家
ザッ!
ヴィヴィオが前に出る。
アインハルトはヴィヴィオに記憶、悲願、拳(痛み)、をぶつけるべきではない。
バッ!
それに合わせ、アインハルトも前に出た。
しかしヴィヴィオは伝える、この間のことを謝るため、
ドゴッ!ゴォ!ガァ!
アインハルトの猛攻を耐えきり、
バッ!
一撃をしゃがんでかわし、自分の本質、カウンターヒットを武器にして・・・
ドゴッ!!
自分の全力を、自分の格闘戦技を拳にのせて、ぶつける。
ヴィヴィオの一撃がクリーンヒット、驚き下がるアインハルトに更に追撃を重ねるヴィヴィオ
ズバッ!
しかし、アインハルトも負けてはいない
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