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「ヴィヴィオ、っていうか零大丈夫か?」
ヴィヴィオはディードに、零はオットーに膝枕されている。
「陛下は本当に気を失っているだけで、大丈夫ですが・・・」
「零は少しひどいですね、骨の何本か折れてます。」
「ほんとに病院連れていこう」
アインハルトは少しフラフラのようで、今はスバルに支えられている。
「・・・彼女に謝らないといけません。先週は失礼なことを言ってしまいました・・・訂正します、と」
「そうしてやってくれ、きっと喜ぶ」
戦ってみてアインハルトは感じた、
ヴィヴィオは覇王として会いたかった人ではない・・・が
アインハルト自身はまたヴィヴィオと戦いたいと、思っている。
その思いを感じるきっかけをくれた零とも、今度はちゃんと戦いたいと思った。
「はじめまして、ヴィヴィオさん。アインハルト・ストラトスです。」
ヴィヴィオの手をとって、していなかった自己紹介を
「それ起きてる時にいってやれよ」
「恥ずかしいので嫌です。」
顔は真っ赤であるが。
「どこかゆっくり休める場所に運んであげましょう」
ヴィヴィオを背負うアインハルト
「それに、零にもちゃんと言ってやれよ。」
ノーヴェは零を背負う。
「それは・・・」
更に、更に顔を赤に染め上げながら・・・
「それはもっと恥ずかしいので・・・嫌です!」
ヴィヴィオを背負ったまま走り出したアインハルト
「・・・え?あれって」
唖然とするノーヴェ
「間違いないね」
腕を組んで納得のスバル
「罪な子ね、零君」
気絶している零の頭をなでるティアナ
どうやらヴィヴィオのライバルがまた一人・・・
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